
会社で、だったり、個人的だったり、自分の目標を決めて取り組むというのはいろんなところでなされていますね。
目標を立てるとき「測定できること」っていうのが1つの条件になることもご存知かと思います。
「電話対応ができるようになること」
よりも、
「1日30本の電話対応をして、そのうち20本は誰の相談もなしにクローズできること」
のほうが目標設定としてはより良いですよね!!
なぜなら数字にしていると追いかけることができるから。
追いかけることができると、ハッキリと気付きを得ることもできるし、いろんな手をうつことができますね。
ここで突然ですが、 【ダニング=クルーガー効果】 ってご存知でしょうか?
「優越の錯覚」とも言われます。
ざっくり言うと必要以上に自分はデキが良いと判断してしまうという心理効果のことです。
とある実験で被験者に運転技能テストをしてもらったところ、その90%以上の人が何の根拠もないのに「自分は平均スコア以上だ」と思っていたそうです(!!!)
ビックリな結果ですねw
ものすごいスコアの低い人がいて平均点を引き下げても、フツーに考えて9割以上が平均以上なんてことはないハズですからね(^^;
もうおわかりですね(。-ω-。)ノ
目標は測定可能なものにしないと、勝手に「オレってばデキが良いじゃん」状態になるという超コワイことが起きやすくなるんです!!
最初の例でいくと、1日に4・5本しか電話対応やってないのに「できる状態」と錯覚して、それ以上のトライをしなくなってしまう形です。
自分自身にも心当たりがありまくるんですが、目標は具体的に測定可能なものにしないと、勝手に満足してしまうということをどうか忘れないでください・・・!!
実際に優越の錯覚について話してみた結果
っていうのをチームのメンバーにコーチングセッションしているときに話してみたんです。
目標を具体的に測定可能にするのって「優越を錯覚しちゃう」という理由もあるんですよ、って。
そしたら
って、自分から目標をより具体的な数値にブレークダウンしてくれましたw
このネタ使えるわーw
って確信した瞬間でもありました(^^)
すでにこのネタ3回は使ってますが、毎回納得してもらったので鉄板ネタに昇格した次第ですw
ちゃんとした研究調査がなされたネタでもありますので、なかなかの納得感だったようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか「優越の錯覚」
うまくいかないときに限って「まだ大丈夫」って思うのもコレの1つかもしれませんね。
最近PDCAに変わる概念もいくつか出てきていますが、なんにせよ計測するということは必要不可欠です。
「続けられる」ということも重要ですが、計測できる環境を整えるのは早ければ早いほど効果が高まります。
エンジニアはものごとを定義するのが仕事の1つなので、この辺は強いですね。
部下のマネジメントのときなど「この目標、具体性に欠けるなぁ・・・」って思ったタイミングがあれば、この「優越の錯覚」というものをぜひ伝えてあげてください。
測定可能な目標になれば進行の具合いが見やすくなって、本人にとってもプラスなことですから(^^)b
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マネジメント奔走中のパパさんエンジニアづかしー(@zuka_sii)です。