
先日、前職の後輩に会ってお茶したんです。
お互い酒飲めないから、健全ですねwww
いろいろ話をしたんですけど、今度ベンチャーへ転職するのだそうです。
以前からキャリアプランに迷っていたようなので、本人にとっては大きな決断だったのだろうと思います。
そのチャレンジは全力で応援したいと思います。
※退職までの戦略を一緒に考えましたww
古い会社のリアル
ぼくも4年ほど在籍した会社ですが、よくあるシステム屋さんです。
年齢層としては40歳以上か、30歳以下という感じで
真ん中がポッコリ空いているドーナツ状。
「デキるやつから辞める」典型的なパターンでした。
企業の採用ページとかによくあるやつですが
若手でもプロジェクトリーダーを任せてもらえる
ってやつ。もちろん書いてありますとも。
これ、儲かるから当たり前なんですよね。
案件を回せるようになって、新人を放り込んだほうが儲かるんです。
システム屋さんは「人月おいくら」で見積もりをします。
人月単価ってそうカンタンに上がるもんじゃないので、利益を上げるには固定費を下げる必要があります。
若手とか新人とかはコストが低いですからね。
なので、連中だけで案件が回せたら利益が出るんです。
だから若手でもちょっとデキれば積極的にプロジェクトリーダーさせます。
だけど任せてもらえるのは役だけで、裁量はほとんどありません。
ほとんどは上の指示通りやる必要があります。
それを何年も続けるとどうなるか。
リスクは隠し、目立たないようにすることにエネルギーを費やすようになります。
会社の発展やら、自分の成長やらは、頭から消え去ります。
誰を見ても会社の顔。全員違う顔なのに、同じ顔になります。
「無」となります。そこに意思はなくなります。
そして、意思が消えなかった人から去っていきます。
すっごい個人的な指標なんですがこのテのシステム会社に勤めている人が外部のセミナーとかに参加するとカウントダウンが始まりますね。
そうなったら、だいたい2年以内には会社を去る
と、づかしー統計では結論付けられています( ・`ω・´)キリッ
「無」となったおじさんは残念ながら会社の奴隷になっています。。。
突然県外の案件にアサインされて、翌月から単身アパート暮らし、なんてザラです。
ぼくは今、くまもとにいながら東京の拠点と一緒に開発業務をやっています。
これだけツールが良くなってますから、ほとんど不自由しないです。
わざわざ物理的に行って、見ず知らずの土地で何ヶ月もいなきゃいけないなんて考えられません。。。
そんな姿を見ている若者が、どうして県外行きを命じられたおじさんたちと同じ年齢まで勤めようと思えるでしょう。。。
意思を奪えば、人は離れていく
指示命令をする人間と、それを遂行する人間。
こういった従属関係な間柄は、とある1つの共通目標に対して突き進む状況下では威力を発揮します。
例えば「豊かになる!!」という共通目標ですね。
そういう時代であればハマる組織構造なのでしょう。
当然今は違います。
もうその目標は食い尽くされてしまいました。すでに目標にはなり得ません。
「みんな目標が違う」が前提になりました。
彼に言われて、すごくうれしかったのが
先輩の下で仕事してたとき、事あるごとに「どうしたい?」って聞いてくれて、意見をかぶせずに補足する形で進めてもらっていたおかげで、自分を見失わずに済みました
と言ってくれたことです(T T)
どこかの飛天御剣流の人みたいですが、意志の力は何よりも強いと思います。
その意思を、より強い意見でかぶせてしまったり、そもそも吸い上げなかったりしたら、人が離れるのは当然の結果ですね。
承認のテクニック1つで結構変わったりするんですけどね。
意思を奪えば、人は離れる。ぼく自身にも言い聞かせて、眼の前のクライアントさんのサポートを続けていかねば!と思います。
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こんにちは、マネジメント奔走中のパパさんエンジニアづかしー(@zuka_sii)です。