「何かあったら言えよ」と言うなら注意すべきこと

指示

「わからないことがあったら聞いてね」
「何かあったら言ってね」

よくあるやつです。私もついついこんな指示を出しちゃいます。
特に新人さんが下についた時なんかはわからないことが前提。
でも時間が経ってから聞いてみると全然進んでいないということもしばしば。


「次からは15分考えて分からなかったら聞いて」
的な、パッと見だと定量的な基準を設けてみたりもするのですが、正直言って私はこの方策がうまくハマったことは一度もありません。。。

・・・てか、それができるヤツはわかんない時点で聞いてきます。


「15分考えて分からなかったら聞くって言ってたよね!?」
的な話につながるわけです。

こうなったら上司は部下に対してイライラ、部下は上司に対して恐れ・反感を持つようになり、誰も幸せにならない状態になっていきます。

ヤツが質問しないのか、自分が質問されないのか

質問があがってこないとき、部下にはどんなことが起きているのでしょうか。

  1. そもそもマズイ状態にあるということを自覚していない
  2. 上司が忙しそうで聞きづらい
  3. 言いたくない

1は新人にはよくあることですね。
自信過剰である場合は注意が必要ですが、業務の流れとポイントを繰り返し説明することで少しずつ改善していきます。

2はまだセーフ。
この時間なら質問を受けられると事前に言っておけば少なくともそこでもってくるでしょう。

問題は3のケース。これはぼちぼちマズイ状態です。
言う側(部下)に原因を求めるのは簡単ですが、聞く側(上司)にも原因があることも考えられます。

考えてみてください。
わからないから聞きに行ったのに「そんなこともわからないのか、自分で考えろ」やら言われたら、誰でも聞く気になりません。
ちょっとしたことが聞けないほど気持ちが離れていると、あなたに質問するという手段は「最終手段」にまで昇格(?)します。

そうは言っても聞かないと仕事ができないのだから言わないほうが悪いだろ

確かにおっしゃる通り。
ですが、人間は感情の生き物。したくないものはしないのです。

「何かあったら言えよ」と言うなら注意すべきこと

質問するということは、問題点を抱えているということを報告する行為です。
上司にうまくいっていないということを打ち明けるのはとてもエネルギーのいる作業ですね。誰でもやりたくありません。

部下に問題を抱え込ませず、すぐに共有するには、簡単に言えば「聞きやすい人である」ということが重要です。
当たり前のようですが、これがどんだけ難しいことやら。。。

で、私は以下のことを気をつけています。

1分間のしょーもない会話を大事にする

私はあんまりスマホでゲームしないんですが、唯一モンストだけが続いています。

「オススメって言ったからガチャ引いたのに☆5が1コも出なかったんだけど!」

こういうしょーもない会話を大事にしています。
部下と同じ目線の話題を共有することで、会話することに対する心理的な障壁を取り払うことができます。
親近感、という言い方が近いかもしれません。

そういう記憶ありませんか?
同じ上司でも仕事の指示くらいでしか会話しない人と、子供のカワイイエピソードを嬉しそうに語る人とでは親近感が大きく違います。
もちろん毎日のように家族自慢されちゃたまったもんじゃないですが、「それこの前も聞きましたよ〜」とか言い合える状態なら仕事上の情報伝達も滞りなく行えるはずです。

質問の前に、そこまでの思いを全部引き出す

聞きに行かなけりゃよかったと思うパターン、トップ3には入るであろうシチュエーション。

ちょっと聞くだけで「つまりこういうことだろ、ってことはこれこれこうで・・・」と勝手にまとめて勝手に説明する!!
(しかも本当に聞きたいことにヒットしていないなら尚更ヒドい)

質問する時って答えが欲しいというのはもちろんあるのですが、問題を抱えていることに共感して欲しいという思いが必ず存在します。
自分なりに考えて、ここまではやってみた!と。

そこの思いをきちんと引き出して受け止めてあげることがとても重要だと思います。
たとえ状況がわかっていても引き出してあげるべきだと思います。

なぜかというと、人は「答えが欲しい」と思わない限り、答えをもらったとしても頭に入ってこないからです。

大変だったということを聞いて欲しいと思っているうちは答えをもらっても受け止められません。
ましてや、話してもいないことを妙な分析口調で言われてしまうと「オマエの話は取るに足らないことだ」というメッセージになり、もはや話しかけようなんて気は起きなくなってしまいます。

「思いのほか苦労したね」
「自分でももっと効率いいやり方ありそうだなって思っとったろ?(熊本弁)」

私はこう言った言葉をかけるようにしています。
そうすると「そうなんですよね、、、もうちょっと上手くやれると思っているんですけど」という話になり、具体的な内容に入れます。

1回1回の時間はすぐに答えを出した方が短いかもしれませんが、長い目で見ると大きな問題が起きる前に手を打つことができるためトントンくらいかなと思います。
時間がトントンならコミュニケーションが円滑であるだけ優位ってもんですね。

あなたは話しかけやすい上司でしょうか

「質問しない理由なんか無いだろ」というのは簡単ですが「はたして自分は話しかけやすい上司なのか?」と一度問いかけてみてください。
そういえば嫌いだった○○部長といつの間にか似てきてるかも、、、と思ったら、自分を変えるチャンスかもしれません。

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