「報・連・相」がうまくいくかどうかは部下次第・・・じゃなくて上司次第!

とある公益財団法人が「ケーススタディ 職場の報・連・相」という冊子を出しておりまして、それが会社においてありました。
 

すごく嫌な予感www
って思って開いてみたら、いやー予想通りでしたねえー。

この冊子はよくある新人や3年目くらいの若手が失敗するケースを題材に、どうすればいいのかを解説してあります。
 

たとえばこんなやつ


営業2課の新人、山田さんは朝から直属の課長の指示で14時から行われるプレゼンの資料作成に取り掛かっていました。あとすこしで終わるというとき、部長から取引先に重要書類を届ける急用を頼まれました。「残りは午後やれば間に合う」そう考えた山田さんは昼休みを使って書類を届けに行きました。ところが、会社に戻るとカンカンの課長が待っていました。「一体どこに行ってたんだ!資料の内容を大幅に変更することにしたんだぞ。これじゃプレゼンに間に合わないだろ!」

いかがでしょうか?
解答として「直接の指示者である課長には必ず報告しましょう」だそうで。
 

いやあいかにも上司が部下に読ませたい冊子ですねwww
これ読ませりゃ思い通りの部下が育つとでも思っておられるのでしょうか。
 

本当に重要なのは失敗しない部下じゃなくて、失敗をパワーに変換する上司

書類を頼んでいたのに外出したのはどういう理由だったのか確認せずにカンカンに怒る上司じゃ、山田さんもかわいそうだと思うのはぼくだけでしょうか。。。

「間に合わないだろ!」
だなんて、相手をやっつけようと怒りをぶつけているだけですよ。
なんせ新人にどれだけキレても間に合わないのは変わらないわけですからね。
 

この冊子、頭でっかちなオジちゃん達が外部委託かなにかしてまとめたものなんでしょうけど
新人・若手はなにもできない、無能という固定観念がひしひし伝わってきて、読んでてしんどかったですわ。
 

これ、研修とかで読ませるんでしょ?
どうしてほしいの?
自己批判せよ! みたいな?

軍隊か、と。
 

冊子を作った方は「すばらしいマニュアルを作った」と
読ませた方は「リアルなケーススタディでしっかり教育できた」と
読まされた方は「われわれは何もできないヒヨコだ」と

そう認識させるためにあるようなものかな・・・。
 

スマンけど、この冊子の利用シーンがまったく思いつかないです。

新人・若手が失敗することなんて「あたりまえ」
むしろ重要なのは失敗を待ってましたと逃さずキャッチし、次のエネルギーに変換してあげるコーチの存在。
 

今回は新人の失敗エピソードをしこたまならべてケーススタディした気になっているようですが
上司としてのマインドを解説した冊子も作っているんでしょうね、なんとかかんとか研究所さん?

組織というのは下の人間がロボットのように正確に働くようになればうまく回るような単純なものじゃないからね。