部下に「何でやってないのか」って聞いたらダメボスです

しつもん

先日、オフィスに怒号が飛びました。
[speech_bubble type=fb subtype=L1 icon=boss.png name=年配上司の安倍さん] 「何でこっちを先にしとらんのだ!!!!!!」 [/speech_bubble]

あとでこっそりと経緯を聞いてみたところ
上司と部下の間で仕事の優先順位について意識が合っていなかったらしく、上司がもう終わっているものだと思っていた仕事が終わっていなかったため怒られていたようです。よくあるやつです。

さて、ここで出てきた「何でこれを先にやっていないんだ」という言葉。完全にダメボス ワードです。
今日はこのテの質問文について考えてみます。

質問の形をした別のもの

部下は下を向いたまま一言もしゃべらず、上司が怒りを全て吐き出すまでその嵐に耐え続けていました。

・・・この風景しょっちゅう見ますが、ホントに無駄としか思えません。

部下が失敗したときほど成長のチャンスはないですし、上から押さえつけて黙らせて落ち込ませて何になるんだろうといつも思います。

叱責を受けて「ちくしょう・・・!」って歯を食いしばって、悔しさをバネに仕事する

だなんて昭和のスポ根マンガの読みすぎです。

それがハマる人はほんっっっっっっっっっの一握りで、それ以外の大半にはハマりません。

マウントポジションを取りたいという意識が思いっきり表面化したものです。

この「何でこれを先にやっていないんだ」という質問文、そのまま読めばその仕事を先にやらなかった理由を聞いているものですが、もちろんそんなモノを聞きたいわけではありません。

正確に言うなら「こっちが先に決まってるだろ、ちった考えろバカヤロー」といったところでしょうか。

質問の形をしていますが、実際は叱責です。聞かれた側はまず直接の答えとしてなぜその優先順位にしたのか理由を思い浮かべますが、言えません。そして黙るしかなくなります。嵐が過ぎ去るまで風雨に耐えるの意です。

この質問の形をした別のもの、何気なくやってしまいがちですが結構やっかいなものです。

部下の思考を停止させる

先に述べたように、その場で部下がやることは、叱責の嵐を耐え抜き、ひたすら過ぎ去るのを待つことです。
問題をどのように解決するかなど、後回しになります。まずは目の前の嵐が終わるのを待ち続けます。

そんな状況を上司が作ってしまうなんて、これだけで罪深い行為です。

部下のエネルギーが上司の対応に消費される

質問の形をした叱責をぶつけた場合、部下のエネルギーは上司の怒りを少しでもなだめることに浪費されます。
問題解決は後回し。

まず目の前にいる上司がキレてるのをおさめることに全神経を集中させます。

部下に自分の対応のためにエネルギーを使わせるなんて、私なら到底受け入れられません。
エネルギーの向け先が最も無駄な方向に向いてしまうのは大変な問題です。

問題を解決する解ではなく、上司が納得する解を出そうとする

ここまでくると、組織は停滞してどんどん弊害が出てくるでしょう。

問題解決への最適な答えではなく、あの面倒な上司を納得させるためにエネルギーを費やさなければなりません。

私のチームの絶対ルール

質問はいろんな形に変化します。質問の形をした、叱責、意見、批判、、、etc です。

私のチームでは「部下が失敗しても、その場でなぜを問わない」という絶対のルールがあります。
その場でなぜを問うても意味がないからそうしました。まずは問題解決をしていかないとですね。

なぜを問うのは問題が解決してからです。問題の渦中にある部下はそれ以外のことは考える余裕なんかありません。

最初は私もついつい口に出してしまうこともありましたが、今では意識的に言わないようにしています。
そうすることで最近は無意識的にも全然言わなくなりました。

マウントポジションを取りたいわけじゃない!という方も、まずは座って本当に解決すべきは何かを見極めてから動きましょう。

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